WM

 ワールドカップが終わり、ほっとしている彦です。って関係ないですが、FIFAってフランス語なんすね。調べて初めて知った。あとWMって、WeltMeisterschaftなんすね。Meisterか…

 ドイツの人々を横目で見ながら、ドイツのサッカーって恐ろしい…と思ってました。せっかくなので本国ドイツから数々の出来事の一部をお伝えいたします。

 あれは4月だったか、あるイベントがありました。Konzerthaus Freiburgの玄関前でサッカー関係のイベントをやってました。色々なアトラクションが置いてあって、お客が遊べるようになっているものでした。

①小さなサッカーフィールドがあって、ボールをゴールまで動かすゲーム。
 ただし動力は、「放水銃」。消化訓練かよ。
②巨大なサッカーボール柄の円盤が周っていて、円盤に幾つか穴が空いている。
 ボールを蹴って穴に入れるだけ。
③ものすっごい狭いフィールドが作ってあって、地元のサッカークラブが試合してる。
 ものすっごい狭いフィールドで、折の中で、客に見られながら。
④2点間をあるものを運んで往復するゲーム。
 運ぶのは、担架に載せられたWMマスコットのゴレオ。
⑤大きな黒い建物に向かって、長蛇の列が並んでいる。
 建物の中でできるのは、優勝トロフィーを持って記念撮影。

 はっきりいって、どこを楽しむのかわかりませんでした。たまたま居合わせた友人と、これを見つめながら立ち尽くしていました。しかしドイツ人たちはワーワーキャーキャー楽しんでいる。
 ドイツにはサッカーしか楽しみがないのか!?

 色々出かけることがありました。しかしいたる店の店頭には、サッカー関連商品が。
 それしか売るものないのかよ! なんでもサッカーにすればいいのかよ!!

 試合が始まる頃、公園に巨大なテントが立ち、屋外モニターで観戦できる場所ができました。しかし溢れる人の数たるや・・・ 計り知れません。
 そしてドイツ戦&勝った日の夜は、恐ろしかったです。

 町中に人が溢れ、大声で叫び(Berlin! Berlin! Wir fahren nach Berlin! とか So sehen Sieger aus! Scha la lalala! とか)、トラムも走れない。トラムの車内からも車外からも窓を叩きあってるし。
 街の中心部は交通規制がしかれ、車も入れない。外を走る車は、旗をつけ、Deutschland!!!って叫びながら、クラクションを鳴らしまくりながら駆け抜けて行きます。耳がやられるかと思った。

 フライブルクでこれなんだろうから、試合のあった都市は大変なことになってたんではないでしょうか… Unglaublich… そうかサッカーって、こんなに盛り上がるのか、と改めて思うわけでありました。

 なんかもう、あの異様さを上手く表現できる言葉が見つかりませんでした。
 完全に枠の外にいた、ワールドカップでした。