Konzert im Goethe-Institut

 ちょっと多忙でpassfinderの記事が書けず、日記の更新が限度でした…

 さて先週の木曜日は、例の語学学校でのコンサートでした。去年ドイツに来て以来、私が参加するのもついに7回目となりました。うち6回は録音・CD制作までやってきた、ずいぶん関わりの深いコンサートです。私がFreiburgに滞在するのは8月下旬までになったので、ついに最後のコンサートとなりました。

 2ヶ月ごとに同じ学校の中でやってるコンサートなのに、毎回ずいぶん違った内容になります。今回は、とてもおもしろかった。2時間に及ぶプログラムながら、お客が飽きる時間は本当になかったと思います。やはり積極的(クリエイティヴ)な人間がいると、おもしろくなります。

 指揮を学んでる人が一人いて、彼が(学校に来てすぐ)まだ誰とも知り合ってない時期からアンサンブルの準備を始めて、どんどん声掛けして、3曲を4~5人編成でやってしまいました(本人はピアノ)。さらに歌の人が歌+ピアノ+ヴァイオリン+ヴィオラでやったり、今回ほどアンサンブルが充実したのは珍しいんではないでしょうか。

 みんな夏の暑さで汗をかきまくりながらの演奏でしたが、会場も満員御礼で、ものすごい熱気に満ちていました。力のある曲が終わった後は、拍手喝采だし、声も上がる。コンサートの雰囲気として、最高だったような気がします。

 私はといえば、今回が最後のチャンスだからというのもあり、Freiburgでの最後のサウンド・デザイン課題として、過去6回の経験を活かしながら今回のコンサートに挑みました。あらかじめ「最後の出番でお願い!」ということにして、夏の語学学校でのコンサートを締める最適な音作りを考えてみました。

 3曲構成、ピアノ・ソロ1+アンサンブル2という風にしたんですが、アンサンブルで援護を頼んでいた友人が、別の用事で急遽参加できなくなり、本番直前の月曜夜から曲の再構成なんかしたりと大変でした。でも結果としては最高の状態に仕上げられたと思います。
 ちらっと言ってしまうと、初めて公の場で「作詞作曲」しました。トロンボーンの代わりを歌で埋め合わせ、結果としてそれ以上にしました。

 まぁ現物がないとよくわからないと思うので、音源の公開を待っていてください。単位は出ないけれど、最後の課題として最高のものを作れたつもりです。