Exkursion I

 研修報告第一回は、まず全体の概要から。今回の目的地はフランス南部のカタラ(Cathara)と呼ばれる地域。文化的にも独自の特徴ある場所で、カタラ語と呼ばれる独自の言語も使われています。どっちみち私にはフランス語すら全くわからないので、関係ないといえばないですが。「Bonjour」と「Merci」だけは知ってますがね。
 エンゲンからの経路は、地図の通り。スイスに入ってチューリッヒ、ジュネーヴを通り抜け、リヨンから南へ。海岸沿いを走って国境寸前のパーピニョンにたどり着きました。エンゲン出発は9/01の午前2時。現地到着は16時頃。運転手のみなさんには、大変お世話になりました。(帰路も同じルートで、9/15の午前3時頃に到着しました。)

 さらにパーピニョン付近の拡大図。2週間のキャンプを張ったのはAlzineで、Tautavelには原始時代の博物館、Quéribusには高い山の上に立つ古城、Dullihaeには泉、Galamusには渓谷と洞窟の中の教会、SerraboneとElneには古い教会、CollioureとPerpignanにはカタラの町並みを見に行きました。(フランスの写真はWerkstattのブログに掲載していくので、そちらおお楽しみに!)

 研修キャンプに参加したのはJugendseminarのスタッフと学生を中心に40名弱。自動車5台でキャラバン隊を組みました。全員Alzineでテントを張り、2週間テント生活。とはいえ場所はいい所で、プールに入ったりシャワーを浴びることも出来たので、それなりに快適な生活が出来ました。食事もキャンプにしては上等すぎるとも言えるほど、ちゃんと食べられました。

(キャンプ場)

 さて2週間何をしていたか、というわけですが、
1.各地の歴史的建造物の調査見学。
2.そこから一歩踏み込んで、ヨーロッパ地域の精神文化の理解。
3.大自然の中での、体を使った様々な実習・実験。
…が主な内容です。当然まだ会ったばかりの仲間たちなので、お互いの交流というのも目的のひとつではあるでしょう。
(身体表現の授業)

 さて、では次回から詳しい内容に踏み込んでいきましょう。