Stereo View in Freiburg
せっかくドイツまで来てるのに、ただ日々出掛けるだけなのも少し惜しいと思っていたある日、町中(本当にそこらじゅう)に張り出されている広告が目に留まりました。
BITTE RECHT BILLIG!
44,- Rollei RCP-5324
44€って… 新品1台7千円かいな… と思った矢先、ある考えが浮かんでしまいました。
2台買っても普通のコンデジを1台買うより断然安い… これは…
このブログでも何度か登場してますが、いまステレオ写真が(自分の中で)熱い。そして自分の経験上、一眼レフにアダプタ付けて撮るよりも、コンデジ2台で撮った方が(ステレオ写真としては)良い写真になりやすい。なぜなら、
1. アダプタより、カメラのレンズそのままの方が広角に有利。
2. レンズを絞らなくても、被写界深度が異常に深い。(映像素子が小さいから?) →つまりシャッタースピードを稼ぎやすい。
値段が値段だから色の良さなんかには全く期待できませんでしたが、普通の単三電池で動くとか、なぜかストロボブラケット(金属板の止め具)を持って来ていた、とか条件が揃ってしまったので、ものは試しということで投資してみました。もともと中古のステレオカメラを見つけたら手に入れようとは少し考えていたし、ありがたいことに宿代もほとんどかかってないので、その分で、と自分を納得させてみたりして。
で、これがその、なんちゃってステレオカメラです。町中では時折、道行く人の視線を集めています。(興味津々な人が話しかけて来たりもします。)
2つのシャッターボタンを同時に押すのが難しく、動く被写体を捉えるには修練が必要なのと、同じ機種のくせに2台の露出値がなかなか揃わなかったり(そしてマニュアル設定ができなかったり)と若干手間はかかるものの(この点ではアダプタの勝利)、撮れる写真はなかなかおもしろい。そこそこ広角で撮れるし、被写界深度も期待通りに深い。F2.8で撮っても、どこまでもクッキリ。ただまぁ、色の再現力は、やっぱダメですね。単体のカメラとしてはオススメできません。あと設定画面の言語には日本語が用意されてません。
以下、ちょろっとサンプル写真(平行法用)を載せておきます。性質上このブログに載せるのは難しいので、そのうちサイト本体の方を使ってもう少し大きいのを公開しようかと思います。おそらく日本に戻ってからになると思いますが、久々にちゃんと更新するか…
今晩Freiburgを出ます。残り一週間、ちょこちょこと旅してきます。
そしてozaさん大変お世話になりました。感謝感謝です。
おまけ。Freiburger Münsterの真上に、見事に北斗七星が並びました。かすかですけど見えるでしょうか。こういう写真が割と楽勝で撮れたので、EOS 40Dの能力をちょっと見直しました。