結婚に際してよく使われる言葉について

 関係ない前置き。興味ない人はすっ飛ばして本文へどうぞ。

 すんげー久々にThinkPad(WinXP)から更新中。一部のキー配列や、何より画面の文字に強烈な違和感が… やっぱゴツゴツしてんなぁと思うのだけど、でも世の中の大半の人はメールもサイトも(というか基本的に全部)この文字で見てんですよね。私はやっぱりヒラギノの方が見てて気持ちいいや、と思います(変な癖もあるけど)。店頭で見る限りはVistaのメイリオもいまいち好きになれない… Not bad. Much better. But not very nice…くらい。

 ThinkPadのトラックポイント(GHBの間にある赤い点を指先でグリグリするやつ)は、やっぱラップトップ用としては◎ですね。普通のWin機のパッド型(特に小さいやつ)は使うたびにイライラしてしまってた。(でもMacBookのパッドとは何故か相性がいい。2本指もめちゃくちゃ使ってる。)

 あとGoogle Chrome。アンチ・ウィルスのソフトに阻まれなければ確かに速く感じます。キャッシュをやたらめったら活用しているのかな?と使ってみて思いました。メニューバーが消えた分スペースが広がって、これはこれでいいかも!という印象。

 さて本題。

 今週末は撮影が無いのでのんびりとビデオ編集をしていたら、常々疑問に思っていたことがどんどん気になりだしてしまいました。そしてこんな時間になってました。
 もともと結婚式っていうもの自体、見れば見るほど突っ込みどころ(不可解なこと)は満載なのですが、全部挙げようとするときりがないので、まずはどうも気になってしまう言葉をひとつ取り上げてみたいと思います。

 よく新郎さんはこんな言葉をかけられています。

 「○○さん(新婦)を幸せにしてあげてください。」

 一方の新婦さんにはこんな言葉がかけられています。

 「幸せになってください。」

 別に男女差別だとか何とか言うつもりは全く、全く無いのですが、なぜ夫は幸せに「する側」で妻は「(夫によって幸せに)なる側」という一方通行の関係なんでしょう。

 元々は「新婦が新郎側の家へ嫁ぐ」という関係から生じた言い回しなのだと思います。新郎家で引き取る以上は、そっちで責任持ってねー!という具合に。実際のところ披露宴で両親への感謝の手紙を読み上げるのも新婦ばっかりで、新郎が読み上げてるのはまだ聞いたことないので、その名残は結構根強いのでしょう。もはやそうではない(どちらの親とも同居しない)パターンは多いのですが。
 でも司会や両家親の言葉を聞いていると、これから「2人の」新生活が始まるという前提で話が進んでいるのだから、その2人の間に主従関係を置くことには違和感を覚えるのです。「あれ?対等な関係じゃないの?」と。しかし平然とこう言っている人達は、当然ながら全く違和感ない…んですよね?

 でも結局のところ(事務所でこんな疑問を口にするとよく言われるんですが)「誰もそんなこと深く考えてないよー。」ってことなのでしょうか。うーむ、気に…ならないのか…

 ここからは、ちょっと変わって疑問とは別の話。

 ファーストバイトって言って、ケーキにナイフを入れた後に新郎新婦が食べさせあうイベントがあります。(常識?) 意味は毎回色んなことが言われてるので、あるようで無いのかも。ただ、新郎→新婦の意味として「一生食べ物に困らせない」っていうのがあるんですけど、なんだか生々しくて良い。(新婦→新郎の場合は「一生あなたを愛し続けます」とか「おいしいお料理を作り続けます」などヴァリエーションが多い)

 なぜこの話が出てきたかというと、ここら辺で出てくる言葉って、直接的だったり間接的だったりしますけど、「夫が妻を引っ張っていき妻は夫に付いていく」っていう構図を言葉の節々に感じることがあるのです。
 「俺について来い」っていう旦那がどれほどいるのかは知らないですけど、そして他人様がそう考えてる事は全然構わないことなのですけど、自分が誰かと一緒になる場合にはこの図式は無理だなーって思ってしまいます。
 相方が「一生付いてく」と言ってくれたら、そりゃ心底嬉しいでしょうけど、でも同時にすごく心配になってしまいます。ていうか、なりません?
 老後まで一生安泰な生活にはなりそうにないから、一人で自立できてるような相手だったらいいでしょうけど、それこそ「あなたに付いていく」みたいな人だと相手まで振り回して負担を大きくかけてしまいそうで、潰れてしまわないかと心配するだろうし、そもそも生活が安定してても自分が突如倒れたり死亡することはいつでも在り得るのだから、その時相手まで共倒れするのはできれば避けたい。被害は自分だけで留めたい。

 だから「俺に付いて来い」とは恐ろしくてとても言えませんよね。「付いてこないほうがいいかもよ?ちょっと間をとってたほうがいいかもよ?」と言ってしまいそう。
 「付いて来」ないで、常に脇から眺めてる、くらいが嫁さんのベストポジションなんじゃないかなって思います。で、トラブルがあったときには、サポートしたり、必要とあらば緊急避難できる心の準備もしておく、と。子供がいたら、なおさらね。

 よく結婚の際には「永遠の愛」なんていって誓うわけですけど、ほんとはもっと臨機応変でいいんじゃないかな、て思います(ものすごく誤解されやすい言い方をしてると思いますが…)。相手を思えば思うほどに。

 まっ、こんなこと言ってても結婚の予定はないんですけどね(笑)
 話が妙な方向に広がってしまいましたので、このへんで。