ワインノススメ
ステレオ写真の合成ができるMacOSX用のソフトはないか…と思っている(おそらくごく一部の)人に朗報です。(そして「このWindows用ソフト、Mac版さえあれば…」と思っている人にも。)
ステレオ写真について調べてるとこのサイトの名前を至る所で見受けるのですが、ここで公開されているソフトウェア「Stereo Photo Maker」は残念ながらWindows版しかありません。
そこでふと思い出したのが、Wine(ワイン)。UNIXやLinux上でWindowsアプリケーションを動かす互換レイヤーで、CrossOver Macなんて製品もこの仲間です。で、いろいろ探してる時にたまたま見つけたのがMikuInstallerで、Intel Mac向けのWineの一種です。ま、私も詳しい事までは理解してないんですけども。
↓この説明がウケた。
Mac で Win32 アプリが動く
MikuInstaller をアプリケーションフォルダにコピーした後は、実行したい .exe ファイルをダブルクリックするだけ。運が良ければ、あなたの Mac で Windows アプリケーションが起動します。
テストした環境は
・MacBook White Core2Duo 2.16GHz
・Mac OS X Leopard 10.5.6
ダウンロードしたMikuInstallerを「アプリケーション」フォルダに移した後に、これまたダウンロードしておいたstphmkr.exe (StereoPhotoMaker) をダブルクリックすると、MikuInstallerが何やらゴソゴソと動きだし、X11が自動的に起動して、途中止まったように見えて心配するも、StereoPhotoMakerの画面が現れました。
あぁ、なんか感動。
動作確認ということで、試しに2枚のステレオペアを1枚の画像に書き出す一括処理をさせてみたところ、あれよあれよと書き出してくれました。(サンプルは最後に)
外付けドライブを認識できなかったり、何らかの原因でソフトが操作不能になったりと少しだけ厄介でしたが、ただこれは自分自身まだ使い方をきちんと理解してないからかもしれません。いずれにせよ「このWindowsソフトをどうしても使いたい」という場合には非常に役に立つと思います。
フリーソフトって断然Windows用の方が出回ってるので、Mac使いには少々残念ではあったのですが、その数々の便利なソフトをWineで使えるようになれば、こんなラッキーな事はありませんよね。
以下が試しに出力してみたサンプルです。平行法用で、クリックすると800x300pixelに拡大します。
ちなみに毛越寺へ初詣(?)に行きつつ御みくじを引いたら「大吉」だったので、きっと運がよかったんでしょう。