INTILAQ内覧会に行ってきました
2016年2月にオープンする「INTILAQ」の内覧会に行ってきました。
仙台市地下鉄東西線の卸町駅から徒歩5分程度のところに、昨年末に竣工したばかりの真新しい施設が建っています。INTILAQは「カタールフレンド基金」で設立された「起業家育成・支援」のためのプロジェクト及びその施設の名前。ちなみに「INTILAQ(インティラック)」とは、カタールの言葉で「始める/起こす (英語の”launch”)」にあたるものとのこと。
玄関を入って受付の奥へ進むと、まず左手にキッチンがあります。INTILAQは起業する人をメインターゲットに据えた施設のため、食べ物関係の商品開発にも使える場所、という位置付けのようです。
中に広がる「階段教室」は、最大で110名、1列おきでも60名程度の収容能力があるそうです。大画面のプロジェクター、スポットライト6灯も備えています。
こちらは会員制のコワーキングスペース。フリーアドレス(好きな場所に座れる)方式で、月額1万円。家具類も凝ってます。通常営業時間内のみ利用可能です。
コワーキングスペースの奥にある工作機器群。レーザーカッター、3Dプリンタ、UVプリンタ、裁断機など一通り備わっています。利用方法についてはまだ検討中とのことで、いずれINTILAQウェブサイト等で発表があるでしょう。
Class Room。勉強会、レクチャー、ハッカソンなどのイベントなどで利用する部屋です。階段教室やクラスルームなどは、基本的に時間貸しているので、会員でなくとも利用することができるそうです。
「ブース会員」用の占有スペース。ロールスクリーンで閉じられます。1室に8席ほどあり、会員は24時間利用可能。ブース同士は音響的には遮断されてないので、その点は注意が必要かも。こちらは月額3万円。
起業する人・始める人が、その商品やサービスを発信するための放送設備が設けられています。インターネット放送に対応し、機材群も割と充実。グリーンバックによるクロマキーもできます。
こちらはオフィススペース。月額20万円。若干高めに見えますが、家具付き、清掃サービス付き、光熱費等込みで、入居したらすぐ使えて、追加の出費もあまりなくスタートできるのがメリット。すでに県外から進出してくる企業から申し込みがあったとか。今ある家具も仮設のものなので、利用する人数等によって対応するとのこと。
さらにミーティングスペース。
こちらはカタールルーム。もともとは和室にする予定だった部屋を、カタールの雰囲気を味わえる部屋としてしつらえ直したものだそう。活用方法についてはまだ検討中だそうです。
出来立てホヤホヤですし、基本的にどこもオシャレで綺麗。その他、研修等の際に使える宿泊設備もあるので、外部から人を呼んだりしながらの集中合宿ワークショップなんかにも良さそう。いま卸町には、演劇工房10-BOXや音楽スタジオMOX、デザイナー・クリエイターのシェアオフィスTRUNKなどが集まっているので、INTILAQも含めてなんだか面白い界隈になりそうです。