震災遺構中浜小学校オープン
長らく展示制作に関わっていた、宮城県山元町の震災遺構中浜小学校。今日26日いよいよ正式に開館となりました。
ここは屋上に避難した90名を守り抜いた校舎であるとともに、助かったのは偶然でしかなく死の危険はすぐそこにあったこと、しかし様々な備えや判断がその偶然を掴むことにも繋がったこと、そんなことを考えられる場所でもあります。
校舎内、特に1Fは、被災しまた風化していくそのままの状況をなるべく残しています。展示を作るための設計だけでなく、「手を加えずにおくための設計」も各所に様々に盛り込んでいたのが、制作サイドながらとても興味深く、また印象深いです。
今日の開館式の様子。
バルーンリリースは、初めて見るハト型の風船でした。
なんだかんだで3年間に渡って関わりながら、心を込めてきた震災遺構です。内部の展示も含め、じっくりご覧いただきながら、災害に向き合いながら生きるってどんなことだろうと考えるきっかけになれば幸いです。
※制作事例の方でも、後日詳しくご紹介します。