JP-8000を修理する(後編)
前編の続き。修理に送っていたメインボードが帰ってきました。いくつか部品を交換された模様。汚れがあった端子もクリーニングしていただきました。
早速メインボードを本体に組み付け。ケーブル類も慎重に接続していきます。
全て元に戻したら、ベンドレバー、リボンコントローラー、内蔵メモリーをリセットすれば完成です。
修理中、実はちょっとした謎のトラブルがありました。音が鳴っているか/ボリュームノブの位置に関係なく、キーを押すと高音のノイズが聞こえてくるんです。
おかしいなぁと思って裏蓋を開けて、ケーブル類のチェックをするものの、どこにも問題がない。音が鳴るのはキーを押した時だけど、キーと繋がるケーブル類を見直しても、やはりおかしいところはない。でもなんだか、アースが悪い時のような音だなぁ・・・
ひょっとして… と思ったら大正解。接続チェックをやるために裏蓋は「仮止め」しかしてなかったんですが、全てのネジをきちんと締めたら解決しました。裏蓋の内側に銀色のシートが貼られてましたが、あれグラウンド(GND)の役割も持っていたんですね。
ということで修理が完了。無事にちゃんと音が出るようになりました。豊富なノブとスライダーを使った音作りを学びながら、今後の制作に活用しようと思います。