– – – – –

 Flower of the Universe
 Blume des Universums
 時空の花

 もうすぐ発表する曲がほぼ仕上がって、この前初めて相方のViolinistと合わせをし、せっかくだからと試しに録ってみた録音を聴き返してたら、こう、なんとも言えない、本当に深い充実感を覚えました。本当に気持ちが良くて、何十回も聞き返していました。
 無理やり言葉にするならば、んー、なんというか、宇宙の真理を掴んだような、そんな感じ。なんかこんな言葉では変なオカルト染みた響きがするけれど、そんなんでは全くなく、本当に純粋に、こう、なんというか、難しいな、でも、そんな感じ。自分の中がひとつになるような、体の中に宇宙があるような、んーやっぱり難しいな、でも、そんな感じ。言葉にしがたい感覚なのだけれど、でもそれをハッキリと感じました。(だから毎回悩みの種になる曲名決めも、今回は即決。強いて言えば、せいぜい訳語を探すのに困ったくらい。)

 実は、主なフレーズは以前からあったものを使っていて、今回やったことと言えば、全体の構成をし、足りない(と感じた)部分を考え、ViolinとPianoに振り分けたくらい(とはいえ構成には相当悩んだが)。でも、これも不思議なんだけれど、自分にとっては今までに聞いたことのない音に感じるんです。音、というか、完成した作品全体のイメージが、でしょうか。たしかにViolinを使うのは最初なんですが… 信じられないですけど完璧と思えるくらいの完成度を感じます。誰がなんと言おうと、自分にとっては100%以上の完成度です。最高の演奏をしようものなら、軽く200%超えます。

 世の中にはこういう幸福感もあるのかと驚きつつ、それを感じられた自分はきっと幸福なんだろうなぁと思いつつ、名演奏をしてくれる相方Violinistを始め、直接・間接に影響を受けてきた/関わってきた様々な人・物すべてに感謝したい気持ちです。自分以外の人にとって、この作品がどんな印象をもつものなのか、まったく予想のしようもないけれど、自分にとっては、そんな大切な意味合いをもつものになったので、今回は自己満足だったとしても文句ないです。

 みなさん、ありがとうございました。2週間以内には音源も公開します。

 本番まであと一週間。200%超えが出来るよう、腕を上げよう。