田沢湖

 先日、丸2日(48時間)ほどかけて秋田県の田沢湖・乳頭温泉・角館を回ってきたので、写真を少し載せておきます。(写真にはGPS情報を埋め込んでるので、場所を調べたい方はどうぞ。)

 初日はふと思い立って、つまり(なんとなーく田沢湖方面に行こうかなぁ以外)何も決めずに高速バス乗り場に行き、とりあえず盛岡まで行く便に乗り込んだ。以前青森まで行った時と比べればまだ近所なので、さほど苦痛にも感じないまま盛岡駅前に到着。
 とりあえずドコが何なのかもよく分からないまま、しばし駅前をふらついて、夕飯を何にするか検討。

 そう言えば盛岡冷麺ってあったよね、なんて思いながら駅前のお店に入る。うどんっぽい麺に野菜と肉味噌・ラー油やらが載ってて、ぐちゃぐちゃと掻き混ぜて食べる。最後は空の器に生卵を溶いて、生姜入りのスープを入れて飲む。取り立てて「うまい!」という物ではないけれど、まぁこんなもんか。ちなみにこの店から見た盛岡駅と駅前の風景が東京・中野や高円寺あたりの風景と似てた。新幹線ホームが中央線に見えて仕方ない(笑)

 泊まった宿から見下ろすと、こんな感じ。駅側を背に、中心部の外れ方向を望む。こっち側は中野っぽくはない。

 せっかく盛岡駅前で一泊しちゃったので、翌朝は始発電車で田沢湖に向かうことにした。(正確には、そういう時間以外の田沢湖線は全部「こまち」で、昼前後は普通電車が存在しないのが理由でもある。)それにしても、こんなプレートが掛けられるのね。入っちゃだーめよって。

 早朝の田沢湖駅。何も調べずに来ちゃったけど、一時間も待たずに湖行きのバスに乗れることが判明。意外とうまく行ってる(笑) そしてようやくこの段階で乳頭温泉とやらの場所が理解出来て、今晩そこに泊まろうかと画策し始める。

 新幹線停車駅とはいえ、駅前は田舎の小さな町。朝もやがとても奇麗だった。

 いよいよバスで田沢湖へ。前方を走るのは乳頭温泉直通バス。(こっちは田沢湖一周)

 田沢湖の周りを走り始めると、道路と湖の間に木が立ち並んでいた。朝陽や湖面での反射光と相まって、キラキラして奇麗だった。

 最初にやって来たのは潟尻という地区。田沢湖と言えば必ずここからの眺望が出てくるので、人の来ない朝早いうちに来てみました。
 かの有名な辰子象。正直な感想を言えば、「あ、コレね。」という程度。田沢湖行ってきました!的なアイコンにはなる。でもその程度なので、別に見なくてもいいと思う。

 この日はとても天候が良くて、風も弱かったおかげで湖面が鏡のようでした。朝の静けさと相まって、とても気持ちよかった。宿の予約を入れた以外は何もしてないんだけど、2、3時間ほどただ景色を見ていました。正直もっとここに居てもよかった、と後で思った。

 ここからは船で対岸へ移動します。田沢湖一周の観光船なんですが、途中からも乗れます。ここからなら500円で対岸へ渡れる。

 写真でうまく伝わるか分かりませんが、田沢湖は水の色が他とは違うんです。ほんとに見事な美しい青。瑠璃色と表現されてましたけど、誇張じゃないです。これはぜひ自分の目で見てみたらいいと思います。

 船を降りてバス停名では「田沢湖湖畔」と呼ばれる観光向けの地域に到着。そろそろ店も開きだして、活気が出てきた。…けど、ずっとBGMが鳴ってるのは納得いかない。静かに湖畔の雰囲気を楽しむ方が、断然いいと思うんだけどどうでしょう? 2時間に一本しかないからと早々に船に乗った事を、少し後悔したのが正直な感想。

 田沢湖は観光施設が充実してるわけではないので、そういうの目当てで来ると時間を持て余すと思います。でも例えばレンタル自転車が数店舗あるので、自転車でぐるりと回ってみると気持ちいいですよ。この日は日光が強過ぎて暑かったですが、それでも良い気分転換になります。バスで周ると通り過ぎてしまうような場所にも好きなように立ち止まれますし。

 朝、田沢湖駅前を歩いてる時に地元の人から聞いた場所。潟分校、もと小学校の校舎です。現在は観光関連の施設として色
々な体験講座が開かれてるみたいです。残念ながらこの日は休校でした。

 おまけ。田沢湖から乳頭温泉へ向かう途中にある「アルパこまくさ」という共同浴場からは、こんな景色が見られます。私はバスで通過しただけでしたが、時間を作って風呂に浸かりながら眺めるのはアリだと思いますよ。

 次、乳頭温泉編につづく。

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Posted by Hikologue