die Reise nach Ungarn III

その参。完結編。

友人宅に保管されていた謎の機械…
これ、彼が高校卒業の時に作ったボイスマシーン。昔の人が開発したものを実際に作ってみた、とのこと。木製で、声帯の形を模しています。

さらに、手作り楽器。
彼は今、ドイツ南端のボーデンゼー湖畔で、楽器職人のところで手伝いをしているらしく、そこで作ったものと自分で作ったもの。金属楽器の響きは、本当に美しい。余談ですが、彼の工作力は並じゃない。竈(かまど)も作ってしまいます。他にも、蒸気機関で動く(笑)コーヒーメーカーとか。日本で幼稚園で働いていた時に作ったという特製オモチャも、段違いの出来栄え。


この毛の固まりのようなのは、犬です。本当です(笑)。ハンガリーの犬で、熊と争えるほど強いとか。でもとても人なつっこくて、かわいいやつです。

近所の家並み。
炎天下(ブダペストでは37度までいったとか)で歩き回った後のビールが、まじで美味い。ドイツもハンガリーも、ビールが美味いと思います。まじ。

そして普通のお店。コンビニ、と言っていいのかどうか…


今回の旅の友。これで国際線に乗って来たので、空港の受付カウンターで毎回「それだけなの??」って(笑)。自分としては、これでも重くなってしまって少し不満なんですが… だって一週間動き回るのに、荷物が多くちゃぁお話になりませんよ。おかげで手荷物検査やら検閲やら手荷物受取所なんかを、スーツケースを抱えた人々を横目に悠々と通り抜けられたわけです。
 というわけで、お土産ものは持ってこれておりませーん。すまぬな。

最後の朝、ブダペストを出発し、フランクフルト経由で日本へ向けて出発しました。国際線にもだいぶ慣れて、入出国審査官や受付カウンターの人との会話がちょっと楽しくなってきました。余談ですが、シンガポール航空の機内食が美味しくなってた気がします。
シンガポールの朝。ちょうど4ヶ月前の同じ夜明け、ドイツに着いた時の事を思い出しました。あっという間だったけれど、だいぶ成長した気がする。本当に、スタートを切れたと思う。こうして今、心がしっかりとドイツの地に残っていることも、その証。日本に帰ってきたのではなく、私は今、ドイツからやって来ているのだ。