(名称未設定)

バトンだそうです。『ドイツ語』をお題に渡されました。
お題はバトンを渡す人によって設定されます。

Q1.パソコンまたは本棚に入っている『ドイツ語』は?

○PCに入ってるドイツ語は、自分が書いたドイツ語の文章ですね。
・主にブログに使ったやつですが、それ以外にも少々。

○本棚は持ってないのですが、家の中にあるドイツ語を。
・教科書。語学学校で使ってたもので、全編ドイツ語です。
・新聞。毎週日曜、勝手に届けられるやつがあります。
・雑誌。ためしに買ってみて、あまり読めなかった。
・手紙。役所関係からの業務連絡。
・らぢを。普通のドイツ語放送から英語放送の同時通訳まで聴ける優れもの。

Q2.今妄想している『ドイツ語』は?
 GANZ!!
 ガンツです。使ってるのを聞いてたら辞書要りません。要するに、「めっちゃ」「ばり」等の強調語ですが、ドイツの方はこれを非常に多用します。「とても」という流麗な言葉ではありません。「ばり美しい」と言われてもあまり美しくない感じがしますが、Ganzもそんな感じで「Ganz schön」とは言わないと思います。
 でもいいですよね、Ganz。響きが。説明不要で日本語でもそのまま使えると思います。「ガンツきちー」「ガンツさみー」「ガンツすんげー」「ガンツかっこいい」等々、ぜひ流行らせましょう。「あいつはガンツ熱いやつだ!」等。

Q3.最初に出会った『ドイツ語』は?
 高校(中学?)生のとき、友人(日本人です)が「グーテンモールゲン」とか「ダンケダンケ」って言ってました。たぶんあれが最初に身近で触れたドイツ語です。彼はいま航空管制官となって、日本の空を支配しているはずです。

 もうひとつ。本国ドイツで最初に歌ったドイツ語の歌。昨年4月に語学学校の授業で教わった歌を、対訳つきでご紹介いたします。発音イマイチな初級クラスですが、世界各国から集まったみんなが歌います。

(陽気なアメリカン・カントリーミュージックにあわせて)

Ich bin Ausländer und spreche nicht gut Deutsch.
 (対訳:私はガイジンだからドイツ語が下手。)
Ich bin Ausländer und spreche nicht gut Deutsch.
 (私はガイジンだからドイツ語が下手。)
Bitte langsam! Bitte langsam!
 (お願いゆっくり!お願いゆっくり!)
Ich verstehe nicht was Sie sagen!
 (あなたの言うことがわからない!)
Ich bin Ausländer und spreche nicht gut Deutsch!
 (私はガイジンだからドイツ語が下手!)

 なんて自虐的な歌なんでしょう。そして、これを陽気に歌っているガイジン達! ドイツ人にとっては、ワライダケに匹敵する殺傷力を持ってそうです。そしてなにより、この歌を授業に持ち込んだ先生のセンスは素晴らしいと思います。

Q4.特別な思い入れのある『ドイツ語』は?
 ”Ich bin sicher.”
 理由は書きませんが、特別な思い入れがあります。
 個人的に飲み屋とか行った時に聞かれたら、答えるかもしれません。

 おもしろい(厄介な?)のだったら…
 ”Sie sind schmutzig!”

 前に住んでいた家で家主に言われた言葉。台所がちょっと汚れてて、2口コンロを指差しながらこう言われたのですが、ちょっとびっくりしました。Sie(sind)ってのは、「彼ら/それら」っていう複数形の代名詞の場合と、「あなた(達)」っていう2人称を表す丁寧な言い方の場合があります。動詞の活用等が一緒なので、ドイツ人たちはどうやって聞き分けてるのか謎です。
 さてこの文の意味ですが、たぶん言わんとした事は「コンロが汚れてる!」なんでしょうが(願わくば)、上記の理由により「あなたは汚れてる!」ともなってしまうわけです。これには一瞬ビビりました。(本当はどっちなのか私にはわかりません)

 ややこしいのをもうひとつ。以前こっちの日本人達と討議したのですが、「essen/食べる」と「sein/在る・○○である」の2つの動詞は、3人称単数での活用形が「essen→isst」「sein→ist」となり、発音上は区別できないのです。そこで例文。

“Ihr Mann isst ein Schwein.” 彼女の夫は豚を食べている。
“Ihr Mann ist ein Schwein.” 彼女の夫は豚である。

 違和感なくドイツ語を話せるようになるには、まだ長い道のりがありそうです。

 関係ないですけど、öってオー・ウムラウトを発音している顔に見えませんか?

(ö)/

Q5.最後にバトンを回したい人とそれぞれのお題は?

ゆご氏。やはり君には「手作り」で。
さぐち。ちょっとまじめに「企画」で。
 (→と思ったら別のが回ってましたね。気が向いたらどうぞ。)
まちこ。本領発揮な「現場」で。