小旅行
休みを利用して、ちょいと小旅行に出かけました。友人が一人Trossingenに住んでいるので、そこを足がかりに一泊二日の日程で4つの町を巡ってきました。出発の段階ではTrossingen以外の目的地が未定だったのは、いつもの通りです。
地図に出てる赤点が訪ねた町なのですが、いずれもEngenから直線40km以内です(たぶん)。近所なんですが、やはり機会がないと訪ねることもないわけで、こういう時に行っとくのがいいのです。何がいいのかは、あれですよ、あれ。
一度Trossingenに行って友人に会い、昼食をご馳走になった後、思いつきでVillingenへと向かいました。Engenに住んでいると、どうも「町」の賑わいが恋しくなります。Villingenには町らしい町並があって、嬉しいというか何というか、そんな気持ちにもなります。旧市街と呼ぶんでしょうか、中心部が古い城壁に囲まれていて、ぐるっと一周するのも乙なものです。
例によってダイエッ鳥さんもご同行でした。
それにしてもドイツの冬ってのは日が短い。そのうえ一日中ずっと太陽が低い。南中高度でも測ってやろうかって感じです。真昼の1時でも太陽光が黄色っぽいし、午後3時は完全に夕方の気配。午後5時には日没。午後6時なんて、もう真っ暗です。これが真夏は夜9時でもまだ明るかったりするんだから、変化の激しさといったらとんでもないです。北欧は一体どうなってしまうのか…
帰りがけにSchwenningenに立ち寄る。見物ついでにお買い物のために寄ったのですが、デパートというものを久々に見ました。Freiburgに行けば当然あるんですが、どうもEngenに住んでると真新しく感じてしまいます。
日が暮れた後は急激に寒くなります。上4枚下2枚重ねの冬装備でも、ちょっと凍えました。このあたりは標高700mを越えるので、そのせいもあるんでしょうか。(ちなみにEngenは500m台、Freiburgは300m台)
友人宅に戻り、カレーをご馳走になる。うまいっすよ。ご馳走様でした。普段は半強制で朝晩パン食なので、こういう食事がより一層おいしく感じます。事情により連続3日目のカレーでしたが、まったく飽きません。学校の事情で普段は飲めないので、ここぞとばかりにビールも飲みつつ、語らってました。
翌日、ちょっとばかりTrossingenの町を歩く。音大がある町っていうこともあり、小さいけれど賑わっている町です。そうそう、何やら屋根がボコボコになった車を見かけるのですが、これは6月の出来事のせいだと友人から聞きました。
6月に異常なほど暑い日が続き、この辺の地域で巨大な積乱雲が出来た時がありました。その積乱雲の中で雹(ひょう)も巨大化し、なんと直径10cmほどの雹がボカボカと降ってきたんです。私は新聞で見ただけなんですが(新聞の写真はかなり衝撃的でした)、ここがその現場だったわけで、車や家の屋根がへこんだり穴が空いたり、窓ガラスが割れたりと大変だったらしいす。
さて昼過ぎにTrossingenを後にし、最後の経由地Rottweilへと進む。列車の行き先で地名だけは何度も見ていたのですが、実際に足を踏み入れるのはこれが初でした。
快晴の天気と相まって、とても綺麗な町並みでした。丘にある、坂のある町って、なんか好きです。けっこう歩き回ったけれど、眺めのいい場所がたくさんありました。誰か連れてきたくなる場所でしたね。
何故か無性に食べたくなったKebapを食い、色々お店を見て周りながら、結局3時間ほど滞在してました。しかしやはりお店巡りをするには、一人より連れがいる方が楽しいなぁと思うなり。
夕方5時前にはEngenに帰り着き、短い近場のぶらり旅は終了です。
(↑写真中央の黄色っぽい建物がJugendseminarです)
写真のつづきは Photos で。