三ノ宮のバスターミナルにて
神戸大での作業を仕上げ、三ノ宮でバスを待ってます。
神戸にいた期間がわずか10日とは思えず、一ヶ月は滞在していた気もするし、そもそも前からここにいた気すらする。周りのスタッフ仲間とも、もうずっと前から知り合いだった気がしてしまう。(お互いに)
けれど今こうして一人で佇むと、さっきまでの世界がまるで存在していなかったかのように、自分がただ空想していただけの世界のようにも感じられる。
誰かに私が「現代の寅さんだ」と言われたけれど、もっとも私はあの映画をよく知らないのだけれど、どこへでも流れて行って、どこでもホームになる人間というのは、同時に、どこでもアウェイなのかもしれない。
はたして何処が自分のホームになるんだろうか。