接続完了。そして、開始。

 ようやく部屋が人の生活できる場所になってきた所で、光回線もつながりました。いくら快適インターネット生活!とは言っても、ネット依存症にならないよう、気をつけねばなりません。なる要素ありまくりですから。
 余談ですがルータが直接刺さってるのは普通のモジュラージャック(電話の端子)。集合住宅だから、建物全体の電話回線装置までが光ファイバーで引いてあって、そこから部屋までは普通の電話回線を通すんですが、電話のモジュラージャックって中身は細〜い端子2つだけですよね? 何だ、これでも100Mbps出せるのかと、妙な感じです。まぁ、USBも4極のようでデータ転送に使うのって2極だけでしたっけね。

 そんな事はさておき、現在の部屋の様子です。入居して5日目、やっと部屋らしくなってきました。いまだ机とカーテンが無いんですけど。代わりに(?)3年前にもらったハリネズミ君は、いまだ健在。

 給湯器が20年モノで、入居日にガス会社の人が来て「こんなの初めて見ました」と言いつつチェックしたら問題が発覚するも交換部品が無く初日はお湯がでなかったとか、翌日夕方どうにか部品を換えたら驚くほど元気に動いたとか、台所の換気扇のスイッチが非常に分かりにくい所にあるとか、少々痛んでる所があちこちに有るとか、まぁ色々あるんですが、でもけっこう気に入っています、この部屋。
 2階の角部屋で窓が多く開放的で、丘と丘の谷間に向いているもんだから割と見晴らしも良く、加えてここと真下の部屋だけ建物から張り出していて部屋が広め。向かいの丘には森林公園っていう、ほんとに木が立ち並ぶ広い公園も見える(もはや木々しか見えない)。部屋の壁にある曇りガラスを開けるとこんな感じ。中央右奥がその公園。あー、視界が邪魔されないって、やっぱ快適です。
 この辺りは(というか仙台は)起伏が多いので、自転車で走りまわるには多少の脚力が要りますが、高低差のある場所ってのは自分に合ってる気がします。

 持ち込んだ物って少なくて、電子ピアノ、コンピュータ周り、掛け&敷き布団と、とりあえずの服くらいでした。その中で、持ってきてよかったなって思う意外な物があります。写真に写ってる、ルーマニアで買った絨毯。実家にいる間は一度も使ってませんでしたが、これを広げるだけで部屋に彩りも加わるし、なんだかとても落ち着きます。今更ですけど、あの時(って村人とともに聖地巡礼した時)買っておいて良かったなって思います。

 それと、今日になってようやく自炊らしき自炊をしました。久し振りに作る、具たくさんの味噌汁。いいですね、ちょっとだけど集中して野菜に包丁を入れていく手応え、静かな部屋で食べるほっとする味、そして何より、心から「ごちそうさま」と手を合わせたくなる、食事との関係。

 忘れてました、こういうの。悲しいくらいに、もう、すっかりと。

 でも思い出せて良かったです。いや、このままじゃダメですね。リハビリせんといけません。忘れてしまった色々な感覚を、どうにか取り戻さないといけません。せっかく仙台まで来たんだし、どうせもう社会の流れに合わせて生きようなんて思ってないんだから。

 たとえ時間がかかってでも、自分の感性を育んでいかねばならぬ。