瀧と霧 / Photo Report

 一眼レフが我が家にやって来てから少し経ちました。最初は「大きいなぁ…重たいなぁ…」と思っていましたが、撮影の現場にも行くようになって、ずいぶん手に馴染んできました。近頃はすっかり、持ち歩くのが楽しくなっていたりもします。

 時には「カメラの練習」を口実に、ちょっとした日帰りの旅に出る事もありまして、そんな折にやってきたのが、ここ。秋保大滝(あきうおおたき)。仙台駅のすぐとなり、太白区内にあるんですが、区内とはいえバスで一時間以上かかる山奥にあります。運賃も片道1,000円以上するので、フリーパスを買ってしまうのがお得です。

 なかなか大きな滝で、辺りに響き渡る音はとても迫力がある。けれど、耳を澄ませているとなぜか心が鎮まります。滝壷の近くまで降りると、辺りには霧雨のような水しぶきが降り注いでいます。
 やって来た観光客の一人が「オゾンだねー」なんて言ってましたけど、あれ絶対マイナスイオンと間違えてますよね。でもマイナスイオンって、何のマイナスイオンなんでしょうか。電子過多だから、人間のお肌は弱酸性ってのと関係あるのかな?




 レギオカルテのような気軽さではないけれど、ちょっと運賃を払えば、割と近所にこんな場所があるってのは良いことです。ローカル路線バスの旅ってのも、その地の空気を肌で感じられるので気に入っています。
 自転車では… キツいな。思いっきり山道だし(汗)

 ちなみに秋保大滝へ行くバスは本数が非常に少ないので、事前に時刻表を調べておく事をオススメします。行き方にもよりますが、数時間待たされることにもなりかねません。

 話は変わりますが、近ごろ夜になると近所で霧がでます。とても幻想的な雰囲気になるので、思い切って夜中に歩き回って撮影してみました。結婚式撮影の後で、家に着いた時は倒れ込みそうなほど疲れていたのに、人間って不思議なものです。好奇心は時として疲労をも凌駕する。以下、写真を数枚。



 疲労困憊になってしまった結婚式の撮影ですが、前回の失敗を踏まえて臨んだら、だいぶ調子が上がりました。まだ仕事にはならないレベルですが、希望が見えてきた感じです。風景を撮るのとスナップを撮るのでは勝手がぜんぜん違って苦労しますが、昨日は現場を楽しんで乗り切れたので、思ったより期待できるかもしれません。