in Kobe


 神戸に来て一週間くらいが経ちました。何はともあれ、暑いです。蒸し暑いです。機材を担いで外を歩こうものなら、一瞬にして、まるでスポンジを絞るように汗が吹き出て、フラフラになってしまいます…

 とはいえこういう現場の雰囲気って、やはり性に合います。神戸大の研究室にも立ち寄ってましたけど、学生も職員もいるし、単に仕事としてイベントやってるのとは違うからか、自分にとってホームな感じがします。去年知り合った懐かしい顔ぶれに会えるのも、なんだか嬉しいものです。
 演奏をやってるプレイヤー達も、やはり上手い。いま彼らが持ってきたCDを聴きながら文章書いてますが、けっこう気に入ります。去年もらったやつも、かっこよかったなぁ。偶然の成り行きとはいえ、こういうプレイヤーを神戸まで連れてきちゃったってのは、なかなか意味のある事だなぁと思います。
 これでもし自分がクラシック音楽大好きな人間だったら、大変なことになっているんでしょう。曲目のせいで、あんまり(自分にとっては)ヒットしないんですが、去年の8重奏曲みたいに曲が気に入れば、血湧き肉踊る(笑)くらい惹き付けられそうです。

 余談ですが、載っけた写真は合成ではありません。長めの露光中にレンズをズームさせて、2つの画角を一枚の写真に収めてみました。今回はじめて試してみましたけど、なかなかオモシロイですね。この手の遊びは、一眼レフならではなのでしょうか。
 あーただ今回思い知りましたけど、会場や裏方達の記録写真を撮るには、一眼レフはあまり良い選択ではなかったです。持ってこなかったレンズ一体型のFZ-20の方が、12倍のズーム全域でF2.8の明るさがあるし、レンズの差し替えも要らないし、絞り解放でも被写界深度が深いから全体にピントが合って記録にはちょうどいい。あと電子シャッターだから音が静か。会場内でも平気で使えます。ミラーとシャッターでカシャカシャ鳴ってちゃ、客席後ろからの撮影は難しかったです。

 あと結婚式の撮影はほぼ常に「主人公」がいる写真を撮るのですが、この手のイベント記録の場合は複数の人間を平坦に収めるべき場面が多くて、勘を取り戻すのに時間がかかってしまいました。記録を任されたのに、納得のいくものが撮れなかったりして、あせっております。