仙台の夜景 / HDR Photo
病み上がりの身体ならしも兼ねて、青葉山に登って夜景を撮ってみました。前から何度か登場してますが、今回はHDRiの突っ込んだ紹介も兼ねて、通常現像の写真とHDR合成したものを並べてみましょう。(全画像とも横810pixel)
お前なんで毎回自転車撮ってんだって話ですが、まぁそれはさておき、以下の例で違いがよく分かるかと思います。上は見慣れたいわゆる一般的な写真で、下がHDRi。
普通の写真では、黒(暗)と白(明)の差が大きい場合には、暗い部分明るい部分それぞれで細かな階調が無くなってしまいます。ひどけりゃ黒潰れ、白トビになってしまいます。一方でその暗い部分の階調も明るい部分の階調も全部一枚に収めた広いレンジの写真がHDRi。で更にToneMappingといって普通の写真のレンジ内に明から暗までを再配置しなおすことで、JPEGみたいな一般的な写真データに変換することができます。この例では、ビルの壁面や手前の自転車あたりを明るい写真から利用し、かつビルの明かりなど光源は暗い写真をから利用する、みたいな感じです。言ってしまえば、超低コントラスト画像ですね。
RAWで撮っていれば一枚からでもそれなりには処理できるのですが、通常は明るさを変えた複数枚の写真から合成します。(前回の投稿の写真はRAW一枚から作成)
よくHDRといえば!のサンプルになるくらい、夜景にはよく合う撮影方法なので、以下に数セット掲載しておきます。
HDRの仕上がりは合成(ToneMappingの)パラメータによって色々変化するので、興味のある人は色々試してみたらオモシロイと思います。
夜景に効果的なのはよく知られた話ですけど、普通の日中の撮影で使っても、なかなか素敵なのですよ。標準じゃなくて広角を使う、カラーじゃなくてモノクロを使う、みたいな身近な選択肢として、通常現像じゃなくてHDRにする、ていうのもアリなんじゃないかなーと最近思います。(無論いつもいつもだとクド過ぎますが。)
これをFreiburgでやりたかったなぁと、今更ながらに思います。今メインで使ってるカメラは当時のとは桁違いの高性能なので、将来また住むようなことがあれば、それはもう美しい写真がたくさん撮れることでしょう。
P.S.
てかほんと、一週間も体調不良が続くとは全く予想しませんでした。薬のおかげで取りあえずは大丈夫になってるし、レントゲンで確認しても問題ないようなのですけど、普段が健康なせいで参ってしまうし、一体どうしたことかと驚きます。
ただ医者に行ったりレントゲン撮影・採血・注射されるなんて久々だったものですから、色々な所に興味津々でもありました。久々に見る胸部の写真に、今回には関係ない所まで医者に色々聞いてしまったり、採血も、痛みよりも何よりも、あれよあれよと管を通って容器に詰められてく様子に見入ってしまいました(笑)。