Konzert im Goethe-Institut
現場終了です。水曜日は恒例のゲーテ・コンサートでした。
録音の編集もほぼ終わり、コンテンツの制作も終わり、あとはCDに焼き込むだけです。ただ今回はコンサート自体が長かったので2枚組仕様となり、単純計算で焼く枚数も2倍(笑)。配布までの時間に余裕があってよかった。
さて本番。私の出番は最初でした。
まだ会場がざわついてる中をスタッフの振りして何食わぬ顔でピアノを準備しつつ、おもむろに座る。19時開演だったので、「19時!」ってドイツ語で叫んで教会の鐘(時報)をピアノで真似しました。
「何が始まったんだ?」と困惑する客をよそに、勝手に進行。相方が登場し、曲が始まるかと思いきや、今度はピアノが「ドレミファソファミレド」だけを奏でる。ヴァイオリンがそれを真似して、1曲目開始。その「ドレミファソファミレド」の繰り返しだけで作った短い曲でした。かつて大学1年の時に伝説のガラクリ・ライヴで披露した曲から最後の部分だけを引っ張り出して、Piano+Violinでやりました。
ヴァイオリンの調弦をし、いよいよ新作発表。やっぱり緊張はするもので、手先や脇腹がしびれてきましたが、大きなミスもなく7分の演奏を無事に終えました。あぁヴァイオリンの音ってこんなに綺麗なんだ!と、今回の制作を通して初めて心から思いました。(曲のデータは、早ければ月曜日に公開いたしま。)
そうしてようやく、司会者が開演の挨拶。
今回登場したのは、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、トロンボーン、声。楽器のバリエーションこそ多くないけれど、曲目は多彩でした。即興曲やら民謡やらオペラ曲やら何やらかんやら、演奏時間だけでも80分超ながら、飽きさせないプログラムに仕上がってました。
歌の人はうまかった。2人いて、一人はクラシック!な声楽なんだけど、風邪ひいて調子悪いといいながら、それでも上手い。もう一人の歌った民謡は、彼女の母国語(台湾)だからというのもあるんだろうけど、のびのびしてて心地よかった。演奏会の締めを飾るにふさわしかったように思います。
毎回思うんですけど、やっぱこういうイベント事って楽しい。会場準備の仕切りから仕込み、司会との打ち合わせ、作曲、演奏、録音、CD制作などなど仕事が多くなってしまいましたが、大変というよりは、やはり楽しい。
表方はどうにも慣れませんが、やはり裏方をやっていると血が騒ぐ。いろんな制作ごとも、やはりつらい部分が多いが、最終的には楽しい。
2研とか劇部とかクリパとか0研とか、映像・舞台制作をする感覚を懐かしんでしまいますね。また仲間でやりたいです。それぞれ腕が上がった頃、それぞれ新しい人脈を持った頃、またみんなでやりましょうやー。