三角定義と沈んだ世界 / photo

 先日また休みを利用して、バスで定義(ジョウギ/仙台発音ではジョウゲ)に行ってきました。ゴールデンウィーク期間のみなのですが市内バス・地下鉄一日乗り放題券が千円だったので、ここぞとばかりにバスの旅。

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 定義までは仙台駅からバスで75分。北西の山を登った所にあります。通常料金だと片道でも千円を超えるので、この日はフリーパス様々でした。

 仙台発のバスは7時台からしかないので、着いた時にはすでに8時半。ちょうど商店街(といっても土産屋ばかりですが)が朝の準備をしているころでした。
 朝一のお目当ては、定義と言えば…の「三角定義」。この前このブログにも登場しましたが、三角形の大きな油揚げです。さすがに豆腐屋の朝は早いので、すでにたくさんの油揚げが出来ていました。
 一枚120円で揚げたてアツアツが食べられます。七味唐辛子と醤油でいただくのですが、朝食を摂っていなかったせいもあり、立て続けに2枚食べてしまいました。

 先日来た時は仕事帰りで全然回れなかったので、今回はゆっくりと散策。といっても定義自体は小さな村(というか集落)なので、西方寺くらいしか見どころはないのですが。
 朝一なのでまだ人も少なく、静かな空気が心地よかったです。写真↑は旧本堂の貞能堂と、↓五重塔。

 さてここから徒歩で山を下りはじめます。だんだん木々が芽吹いてきていて、これからの季節が楽しみになります。道路脇に広がる田んぼからは、カエルの大合唱も聞こえてきました。

 歩くこと2時間。やってきたのは第二の目的地、大倉ダム。先日の大雨の影響か、この日は放流中でした。間近も間近、ダムのアーチ部分から見下ろす放流は、なかなか迫力あります。奥に見える山々の姿も美しい。

 …のですが、この日は気温も低い(しかも標高も高い)上に風も強く、真冬の気分でした (-_-)

 ところでこの大倉ダムには、生まれて初めて見る光景が広がっていました。それは… 水に沈んだ木々の姿。柳の木々がわずかに頭を出して沈んでいます。 とても不思議な光景でした。偶然通りかかった、ここへ40年も通い続けているという釣り人の話では、嵐の日にこの柳から水しぶきがほとばしる光景が一番だ、とのこと。たしかに迫力ある光景になりそう。

 その後はダムからさらに麓まで歩いて下り、さすがに疲れてきたので通りかかったバスに乗って再び定義へ行き、またダム沿いを走りながら仙台へと帰ることにしました。お土産の油揚げ2枚を携えて。

P.S.
 土・日と二日連続で写真の撮影でした。自分の感覚ですけど、ビデオに比べると、写真撮影は体力も精神力も段違いに消耗します。せっかく今日は早く終わったのに、もう身体が機能しません。頭痛がぁ…

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Posted by Hikologue