東京

 土曜日の晩は、新宿で2研関東メンバーで集まりました。まーしー、Mしょ、きの、まちこさんと5人で梅酒の豊富な飲み屋さんへ、一蘭そっくりのラーメン屋さんへ、駅ビルのカフェへ。

 なつかしい顔ぶれに会うってのは、やっぱいいもんです。みんな社会人やってるなーって、ちょっと焦ったりもするけれど、それもいい刺激になる。


 翌日は、母と伯父と、祖母に会いに行きました。母方の祖母はいま、介護老人ホームにいます。そこでの祖母の姿が、あるいは老人介護というものが、とても不思議に思えました。

 いま祖母は寝たきりの状態で、一人で起きあがることもできない。目の前で、息子・娘に抱えられて車椅子に乗る祖母。食事も手伝ってもらいながら食べる祖母。
 まるで赤ん坊のようにすら見えるのですね。夫婦で子供を育てた親が、立場が入れ替わってその兄妹に介護されている。

 私は入院したこともないし、いわゆる介護のようなものを受けたこともないのでなんとも言えないのですが、とにかく不思議でした。心は大人であるのに、体はまるで赤ん坊のよう。いや心はもう、私の思う「大人」の状態ではないのかもしれない。言葉がゆっくりになるのも、反応がゆっくりになるのも、それは心のスピードが遅くなっているのかもしれない。

 人は赤ん坊で生まれ、力・意識のある大人になり、再び赤ん坊のようになって死んでいくとしたら、それは不思議な流れのように思えてならないのです。

 どうもうまく言葉にはならないのだけど、不思議な時間でした。