光のインスタレーション制作(秋保ナイトミュージアム)

今年で10回目を迎える秋保ナイトミュージアム。実は最初の年からずっと記録で協力してきていたのですが、今年は初めてライティングを「演出する側で」参加することになりました。

天守閣自然公園内の岩場を使い、岩のゴツゴツ感や木々の様子などを活かしたインスタレーション。サウンドデザイナーの菅原宏之さんとのコラボレーションで制作しました。「杜のしずく」という名前も菅原さんの発案。

敷地内で録音した音を再構成したBGM(空間音)に包まれながら、岩場の雰囲気を味わえます。私の実制作部分は結果的にはちょこっと(笑)なんですが、プロジェクターでシンプルな映像を自然物の表面に当てることで、その形が強調されるようになっています。ご来場いただいた方からは「本当に水があるのかと思った」といった反応もいただきました。

実験の際には木々にも盛大に動きを付けたりしてなかなか煌びやかだったんですが、照明器具の明かりとの兼ね合いで急遽あれこれ作り替え、このような形に収まりました。現場合わせも含めてインスタレーション。なかなかやる機会はないですが、とてもおもしろい制作となりました。