展示制作:せんだい3.11メモリアル交流館企画展「黒い壁の正体」
11/15から始まった、せんだい3.11メモリアル交流館の企画展「私がここで暮らしていくための科学~『黒い壁』の正体」の制作をお手伝いしました。
なんの役をやったのかの説明が非常に難しいのですが、わかりやすいところでは展示映像制作での協力、でも圧倒的多くの時間を割いたのは、企画のコンセプトに関わる話し合いや、掲示物のテキストの調整。(そんな理由で「文章協力」としてクレジット掲載していただいています。)
館のスタッフの方が書かれた文章をチェックし、科学的に間違いのない、かつある程度読みやすく論理的に明確な文章にする、という作業をしていました。ここメモリアル交流館のオープン時や、山元町の震災関係の展示制作に関わってきた知識を活かしつつ、「科学的な視点ってこういうところがおもしろい」みたいな視点からの微調整なんかも加えています。
仕上がってみれば、ある程度の地震・津波に関する情報を網羅した「入口となる資料集」として、なかなかいいバランスを持った内容になったと自負しています。
あえて伝承施設であるメモリアル交流館がやる科学展。多くの方に見ていただき、防災・減災について考えるきっかけにしてもらったり、自然災害への関心を育んでいただければ幸いです。